磐越西線の会津若松駅と新津駅の間に
休日に「SLばんえつ物語」号が走る。
C57はSLの中のSL、風格があり、美しい。

この沿線には、観光スッポトが多い。
磐梯山、野口英世のふるさと。
会津若松は飯盛山・鶴ヶ城。そして
白虎隊の悲しすぎる物語。
　　「戦雲くらく、陽は落ちて、孤城に
　　 月の影悲し‥‥今宵名残の白虎隊」
会津の人たちの一途な生き方が、私は好き。

喜多方は蔵とラーメンの街。
伝統のうるし漆器会津塗の街。
沿線には山村の自然が残る。

２年程前、SLに乗りに喜多方に行き、
馬車に乗り、ラーメンを食べた。
坂内食堂の「肉そば」はうまかった。
さすがラーメンの本場の味である。

　 昔、蒸気機関車は、みんな古びていた。
客車は四人掛けの木製のかたい椅子、
窓はつまみを持ち上げ手で開ける。
車両には乗り降り口が、ふたつ。ドアはない。
列車はゆっくりゆっくりガッタン、コットンと
ホームを離れていく。
2本の手すりにつかまり、別れを惜しむ。
SLは、石炭を山に積んで、速くはないが、
煙を吐きながら,力強く走る。
SLは機関士と一体となって走る。
SLは、吐息が聞こえる鉄の生き物。
昔、そんなSLに乗り旅をした。
夜行列車では、新聞を敷き通路で寝た。
SLは、なつかしく、そして、大好き。
今となっては、心のともだち。

　12年に一度　秩父の観音様は厨子を開きお顔を
お見せになる。世にいう御開帳である。
これまで３回の御開帳に観音様に会いに秩父観音
巡礼をしました。
右の写真は平成20年6月の御開帳の際、秩父鉄道
白久駅近くにある30番寺の法雲寺をお詣りして帰路
白久駅近くの踏切で遮断機が下りSLの汽笛が聞こえ
急いでカメラを持って車から降り写した一枚です。

まさに偶然、一瞬のSLとの出会いでした。
これも観音様のご利益かと？
感謝・感謝…